元アイルランド代表FW、マンU&アーセナルに次期監督候補を推薦 「ワイルダーで間違いない」
アッレグリ監督やモウリーニョ監督のような大物ではなく、ワイルダー氏がいいと主張
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督とアーセナルのウナイ・エメリ監督は、それぞれ解任が噂されている。次期監督候補の憶測が飛び交うなか、元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏は、プレミアリーグ昇格組のシェフィールド・ユナイテッドを率いるクリス・ワイルダー監督が適任だと語っている。
ジョゼ・モウリーニョ監督退任後、暫定指揮官として就任したユナイテッドのスールシャール監督は、好成績を残して2019年3月には正式契約を結んだ。しかし、その後の24試合では6試合しか勝てておらず、今季のプレミアリーグではここまで11試合を終えて、3勝4分4敗の10位。過去30年で最悪のスタートとなり、解任の危機に瀕している。
また、2年目となるエメリ監督の下、新シーズンをスタートしたアーセナルだが、序盤戦こそ悪くなかったものの、ここまで4勝5分2敗の5位。前節ウォルバーハンプトン戦も1-1のドローに終わり、厳しい状況が続いている。なかなか結果が出ないことに加え、エメリ監督と元ドイツ代表MFメスト・エジルの関係悪化、スイス代表MFグラニト・ジャカの問題など課題が山積みとなっており、チーム上層部は監督交代を検討していると報じられていた。
次期監督候補として、アーセナルにはモウリーニョ氏、昨季までイタリア王者ユベントスを率いていたマッシミリアーノ・アッレグリ氏などが浮上しているなか、カスカリーノ氏は英ラジオ局「talkSPORT」で持論を展開している。
「マンチェスター・ユナイテッドでも、アーセナルでも、クリス・ワイルダーで間違いない。サッカー界では見栄を張ってアッレグリやモウリーニョに向かうような風潮があるが、私はノーだ。クリス・ワイルダーのほうがいい。彼はフットボールを分かっているし、サッカー人間にふさわしい。サー・アレックス・ファーガソンやマインツ時代のユルゲン・クロップ、バルセロナBでのペップ・グアルディオラのように、彼は自分のできることを証明してきている」
そして、カスカリーノ氏は「下部リーグには、非常に才能があり、チャンスを与えられるにふさわしい監督らがいると思う。クリスは多くのことを経験してきた」と続け、シャフィールド・Uの指揮を執るワイルダー監督が適任だと主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)