仏王者PSG、看板3トップの後釜確保へ本腰 伊代表の次世代アタッカーに白羽の矢
フィオレンティーナFWフェデリコ・キエーザの獲得を狙うPSG
イタリア代表の次世代を担うアタッカーとして評判のFWフェデリコ・キエーザは、国内の名門ユベントスやインテルへの移籍が今夏に噂されたが、フィオレンティーナに残留した。しかし、フランス王者も獲得を狙っているという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
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かつてイタリア代表で活躍したエンリコ・キエーザ氏を父に持つフェデリコは、フィオレンティーナで頭角を現し、フル代表にも選出された。その才能にはユベントスやインテルも目をつけているが、今夏にフィオレンティーナは経営権が変わった。そこでオーナーに就任した米国系イタリア人実業家のロッコ・コンミッソ氏は、その最初の仕事をフェデリコの慰留として、それを成功させた。
しかし、そのフェデリコには国内だけでなくフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得に乗り出したという。PSGは看板3トップのブラジル代表FWネイマール、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、フランス代表FWキリアン・ムバッペに移籍の噂が絶えない。そうした状況で、世代的にも若いフェデリコへと目をつけた模様だ。
PSGでは先日、イタリア代表MFマルコ・ヴェラッティが2024年まで契約延長し、現役イタリア人選手として最高年俸額を受け取る選手になったと報じられた。母国のプレーメーカーが所属することは、フェデリコの移籍に向けてプラス要素になるだろう。
フィオレンティーナにとっては、約30年前に起こった元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏の移籍を巡ったところからの犬猿の仲、不俱戴天の仇とも言えるユベントスへの才能の流出は避けられたが、今度はオイルマネーで潤うフランス王者に対しても若きエースの防衛戦略を考える必要に迫られているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)