スペイン強豪ビッグ3に異変? 近年稀に見る混戦模様…低値の優勝ラインを現地紙予想

スペイン強豪ビッグ3【写真:Getty Images】
スペイン強豪ビッグ3【写真:Getty Images】

バルサ、レアル、アトレティコが揃って苦戦 優勝ラインは低目の勝ち点「79」と想定

 2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラで“異変”が起きている。先週末に行われたリーガ第12節では首位バルセロナが敗戦し、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードがドローに終わった。3強のもたつきを受けて、スペイン紙「マルカ」は今シーズンの優勝勝ち点が近年で類を見ないほど低いものになると予想している。

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 今節、バルサはレバンテ相手に1-3で敗れた一方、レアルはベティスに0-0、アトレティコはセビージャに1-1とともに引き分けに終わった。バルサは8分間で3失点を喫したなか、マドリード勢もベティス、セビージャという難敵とはいえ勝ちきれず、勢いに乗り切れていない。

 エル・クラシコの延期がありバルサとレアルは消化が1試合少ない状況とは言え、11試合終了時点でともに勝ち点22で3チームが並び、得失点差の差でバルサが首位、レアルが2位、ソシエダが3位につける。勝ち点21で並び、得失点差でアトレティコが4位、セビージャが5位という混戦ぶりだ。

 この勝ち点ペースから同紙は優勝に向けた勝ち点ラインを「79」と想定。この数値は近年では類を見なく低いものになるという。

 例を挙げればここ2年間連覇を果たしているバルサはそれぞれ勝ち点87、93。大抵は勝ち点80台後半から90台をマークしており、2011-12シーズンと2012-13シーズンはそれぞれバルセロナとレアルが勝ち点100の大台に乗せていることを踏まえると、今季は明らかに違いがあると言えるだろう。

 なお近年で最少勝ち点での優勝は、2006-07シーズンのレアルの勝ち点76だった。このままシーズンを通して混戦模様が続くのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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