リバプール、二桁勝利にリーグ一番乗り 首位快走…無敗優勝にクロップ監督の見解は?
アストン・ビラに2-1で逆転勝利、10勝1分と好調キープで無敗優勝に邁進
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは現地時間2日に行われたプレミアリーグ第11節でアストン・ビラに2-1で逆転勝利を収め、リーグ戦一番乗りで二桁勝利に到達した(10勝1分)。リーグ戦無敗で首位を快走しているが、指揮官は2003-04シーズンのアーセナル以来となる“無敗優勝”は「不可能」だと考えているようだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
前半21分、アストン・ビラのエジプト代表FWマフムード・ハッサンのゴールで先制を許すなど、リバプールは苦しい立ち上がりとなった。同28分にはセネガル代表FWサディオ・マネがネットを揺して同点かと思われたが、これはVARの判定でノーゴールとなるなど、なかなかゴールを奪えない時間が続いた。
同点に追いついたのは終盤の後半42分、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンがサネのクロスからヘディングで合わせた。そして、その勢いのまま迎えた後半アディショナルタイム4分、CKからマネが頭で流し込み、劇的な逆転勝利を手にした。
リバプールはこれで10勝1分の勝点31とし、2位のマンチェスター・シティに6ポイント差をつけて首位を走っている。無敗記録は昨季から数えて28試合(23勝5分)まで伸びたが、クロップ監督に浮かれた様子はない。インタビューでシーズン無敗を貫く期待について聞かれたが、とりわけアストン・ビラ戦の序盤戦のようなパフォーマンスでは不可能との見解を示した。
「我々が失点するまでのようなプレーをしていては(無敗継続は)不可能だろう。決して悪かったわけではなく、相手も悪くなかった。良いフットボールだった。しかし、我々が求める勝利のメンタリティーではなかった。(無敗について)おそらく不可能だろうが、正直そのことを考えてはいないよ。我々はどうやって次の試合、次の試合に勝っていくかを考えているんだ」
過去のフットボールリーグ時代を含めても、イングランドのトップリーグでシーズンを無敗で終えたのは過去に1888-89シーズンのプレストンと、03-04シーズンのアーセナルのみ。現欧州王者リバプールには史上3チーム目の記録への期待が懸かるが、クロップ監督は特別な意識は持っていないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)