“愚痴嫌い”の名将ペップ、守備陣問題に思わず嘆き節 「短期間なら対処できるが…」
ラポルテら守備陣に負傷が相次ぐ苦しい台所事情「長期間となれば私には分からない」
プレミアリーグ3連覇を目指すマンチェスター・シティは今季、開幕10試合を終えて7勝1分2敗(勝ち点22)で2位。無敗の首位リバプールに6ポイント差をつけられている。指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督は、不動のセンターバックであるフランス代表DFアイメリク・ラポルテの不在を嘆いているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えた。
シティでは、今夏に前主将のベルギー代表DFヴァンサン・コンパニがアンデルレヒトに移籍し、イングランド代表DFジョン・ストーンズも負傷していたなか、プレミアリーグ第4節ブライトン戦でラポルテも右膝を負傷。長期離脱を強いられている。
さらに、アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディも怪我で戦列を離れ、センターバックでスクランブル起用されていたウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコとスペイン代表MFロドリも故障で離脱となった。
ストーンズは先月に復帰したが、現地時間26日に本拠地で行われたリーグ第10節アストン・ビラ戦(3-0)で、今季センターバック起用が増えていたブラジル代表MFフェルナンジーニョが退場。この事態に、“愚痴”が嫌いと話すグアルディオラ監督もたまらずこう述べている。
「我々にはアカデミー(の選手)という別の解決策がある。正しいスピリットで、(クラブを)助けたいと思っていれば、(難しい時期も)必ず乗り越えられる。だが問題は、短期間なら対処できるが、長期間となれば私には分からない。もちろん、トップチームを相手に、本来いるべきポジションに選手がいない状況は起きてほしくない」
または、グアルディオラ監督は「特に長いシーズンを通し、サッカーで理想的な状況が続くというのはあり得ない」ともコメント。ディフェンス面の改善が急務のなか、選手の故障などアクシデント続きで指揮官もラポルテ離脱を嘆かずにはいられないことだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)