アーセナルは“補強下手”? 元英代表MFが酷評「ベンゲル監督時代から問題があった」
チェルシーからD・ルイスではなく、ケーヒルを獲得すべきだったと主張
アーセナルは今夏の移籍市場の最終日に、同じロンドンを本拠地とするライバルクラブのチェルシーから元ブラジル代表DFダビド・ルイスを引き抜いた。現役時代、チェルシーやリバプールなどでプレーしていた元イングランド代表MFジョー・コール氏は、アーセナルは間違えた選手を補強したと指摘している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
今夏、フランス代表DFローラン・コシエルニーを放出したアーセナルは、800万ポンド(約10億円)の移籍金を支払い、チェルシーからD・ルイスを獲得した。ジョー・コールは、アーセナルはD・ルイスではなく、元イングランド代表DFギャリー・ケーヒルを獲得するべきだったと、自身の見解を語っている。
ケーヒルは2018-19シーズン限りでチェルシーとの契約が満了となり、移籍金ゼロでクリスタル・パレスへ移籍した。ケーヒルは新チームで守備の中心として活躍を見せている一方で、D・ルイスはアーセナルで実力に疑問符が付けられている。コール氏は「アーセナルは(前任のアーセン・)ベンゲル監督時代から、補強に問題があった」と持論を展開。「アーセナルは強さのあるセンターバックが必要だ。クオリティーのある選手がね」として、ケーヒルこそがアーセナルに必要な選手だったという見解を明かした。
「彼らはダビド・ルイスを獲得したけれど、それが成功になるか、失敗になるか、確信は持てない。彼らはどこにお金を費やしたか。(コートジボワール代表FWニコラ・)ペペの獲得に大金を費やした。彼は良い選手になるかもしれない。才能があることは疑いないし、とても良い選手だと思う。でも、ギャリー・ケーヒルはクリスタル・パレスへ移籍して、非常に良いプレーを見せている。サッカーをよく理解している堅実なプレミアリーガーだ」
また、コール氏は「チームに合う選手を獲得できていない」として、アーセナルの補強戦略全般を酷評。「クラブの上層部が変わらない限り、状況は変わらない。勝つべき試合も負け続けるだろう」と続けた。現地時間27日にはリーグ第10節アーセナル対クリスタル・パレスが組まれており、D・ルイスとケーヒルの“直接対決”となるが、果たしてどのような結果が待っているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)