Jリーグ史上最大13万人のサポーター「明治安田生命」が寄せるJリーグへの熱き思い

Jリーグが直面していた危機と、その救世主

 2015年、23年目を迎えたJリーグは大きな転機を迎えることとなった。2004年以来11年ぶりとなる、J1リーグの「2ステージ制」導入である。ドイツ・ブンデスリーガをはじめ、世界のフットボールをけん引するヨーロッパのトップリーグに追い付き追い越せと歩みを進めてきたJリーグが、欧州のスタンダードである1シーズン制をいったん諦め、「世間に注目される“ヤマ場”をより多くつくるため」というお題目の下で、「2ステージ制+チャンピオンシップ」に踏み切った。この背景には、リーグとしてのスポンサー収入・放映権収入の減少や、リーグ全体の観客動員数の頭打ちといった、リーグ存続に対する危機感があった。一昨シーズンの終盤、多くのサポーターが弾幕を掲げ「2ステージ制反対」の意志を表明していたのは記憶に新しいが、サポーターのみならず、メディアや有識者、Jクラブ関係者からも、少なからず反対の声は上がっていた。それでもJリーグはリーグ存続を第一に、やむなく2ステージ制導入を押し切った。
 そんな向かい風の中で迎えた2015年1月、Jリーグに救世主が現れる。前年からJ3リーグのタイトルパートナーを担った明治安田生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長・根岸秋男)が、Jリーグ全体のタイトルパートナーとして名乗りを上げたのだ。

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