Jリーグ史上最大13万人のサポーター「明治安田生命」が寄せるJリーグへの熱き思い

順調なリスタートから、その先へ

 2015年のJリーグは、「明治安田生命2015 Jリーグチャンピオンシップ」において年間勝ち点1位のサンフレッチェ広島がガンバ大阪との激闘を制し、幕を閉じた。ヤマ場となったチャンピオンシップの決勝第2戦では、関東地区でのテレビ視聴率が大台の2桁に乗り、優勝した地元広島では後半に35%を超える驚異的な数値を記録したという。リーグ存続危機を理由に2ステージ制に踏み切ったJリーグの挑戦元年は、ひとまず順調に終わったと言っていいだろう。その順調に見えるリスタートは、Jリーグ最大のサポーターの存在なくして語れない。

 なぜ明治安田生命はこれほどまでに、Jリーグとのパートナーシップを強めているのだろうか。その答えを、明治安田生命の根岸社長はこのように語っている。
「Jリーグが掲げている“百年構想”は、地域のクラブを核にしてスポーツ文化を醸成し、スポーツを通して世代を超えたふれあいの輪を広げようというものです。地域に貢献していくことで、幸せな国をつくっていきたいというのは、私たち明治安田生命も同じ思いでいます。だからこそ、Jリーグと明治安田生命がパートナーシップを結ぶことで、お互いに大きな力を生み出せるものだと考えています」
 2016年も、そしてそれ以降も、Jリーグが順調な歩みを進められるかどうかは現段階では誰にも予想できないが、この言葉を聞けば、その行く末を、安心感を持って見守ることができるのではないだろうか。
「私たちがJリーグの“サポーター”になってから、たったの1、2年しかたっていません。まだまだサポーターの方々から仲間としての信頼を得ているとは思っていない。だからこそ、誠実に、謙虚に、一生懸命にサポートを続けていきたいと考えています」(根岸社長)
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
浦正弘●写真 photo by Masahiro Ura

 

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