チェルシーのランパード監督、出場減の仏代表FWに“残留要請” 「彼と一緒にいたい」
エイブラハムの台頭が影響、出場機会の少ないFWジルーは今季出場リーグ3試合のみ
チェルシーの指揮官を務めるフランク・ランパード監督は、クラブのエースとして得点を重ねるイングランド代表FWタミー・エイブラハムの陰に隠れ、なかなか出場機会を得ることができていないフランス代表FWオリビエ・ジルーについて言及し、移籍の噂が上がってはいるが「彼にここにいてほしい」と残留を望んでいることを明かした。英サッカー専門サイト「101グレート・ゴールズ」が報じた。
今季、チェルシーは若きイングランド人ストライカーのエイブラハムが台頭し、ここまで5勝2分2敗で暫定4位につけている。しかし、エイブラハムの活躍の裏で、昨年までチームの中心として活躍していたジルーの出場機会が減少。プレミアリーグでは3試合の出場にとどまり、8月24日第3節ノリッジ・シティ戦(3-2)以降、リーグ戦でプレーすることができていない。
そんななかジルーは、最近になって現在のチェルシーでの役割を受け入れられないと主張。この発言によって移籍の噂が一気に過熱している。
しかし、今回ランパード監督はメディアに対して「いや(我々は彼に残ってほしい)。なぜなら今この瞬間も彼はチームの大部分を占めているからだ。タミーをプロデュースしてきたが、私は彼と一緒にいたい。なぜなら彼を尊敬しているからね。だからNOだ。私は彼にここにいてほしい」と明かし、また自身の見解について語っている。
「私がオリに言ったように、彼は出場機会を経て、我々に大きな影響を与えるだろう。現時点では、今のところタミーがプレーしているために、それほど多くの出場時間がなかった。だから、1月に私とオリが一緒に喜んで座るかどうかになるだろうが、1月はまだまだ先だよ」
ジルーの重要性を語りながらもエイブラハムの台頭によって出場時間が減少していることを明かしたランパード監督。指揮官は残留を望んでいるが、ジルー本人はどんな選択をするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)