“残留争い”の浦和が後半ATに痛恨失点 大分に0-1敗戦、失意のなかACL中国遠征へ
勝ち点3が欲しいホームゲームで敗戦、武藤も負傷交代
浦和レッズは18日のJ1リーグ第29節で大分トリニータをホームに迎え、互いにビッグチャンスの少ない試合は、終了直前に大分のFW後藤優介がヘディングで決勝点を奪い、大分が1-0で勝利を収めた。
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浦和はこの大分戦後に、中4日でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦の広州恒大戦で中国遠征を行う状況もあり、DFマウリシオやMF宇賀神友弥など少しスタメンから離れていた選手を起用。大分は浦和からの期限付き移籍でプレーしているFWオナイウ阿道とMF伊藤涼太郎が、契約の関係でメンバーから外れた。
前半は互いに相手の深い位置でのポゼッションに強いプレッシャーには行かず、スローペースの試合になった。そのなかで大分は前半7分に、相手の背後を突いたMF松本怜が角度が狭いながらGKと1対1になるチャンスを得たが、シュートはゴールポストに当たってGK西川周作の手の中に収まった。
全体に大分がボールを持つ時間が長いながらも、前半の残り時間は大きなチャンスを両者ともに生み出せず、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半は浦和が大分のボール保持にプレスをかける姿勢を見せ、全体に浦和のペースになった。そのなかで同8分には、ペナルティーエリア内の左サイドでボールを受けたFW興梠慎三が、鮮やかなシュートフェイントとターンで相手2人を翻弄して左足シュートを放ったが、これは枠外に飛んだ。
浦和は直後の同9分に、左サイドでボールをキープしようとしたところで背後からプレッシャーを受けたFW武藤雄樹が右肩を痛めて負傷交代。ここでFWファブリシオが送り込まれた。試合は全体に大分の陣内で展開されたが、浦和は決定機を生み出すことができず。残り15分で浦和の大槻毅監督は右シャドーのMF長澤和輝に代えてFW杉本健勇を投入し、ストライカーを3人ピッチに並べた。
浦和は試合終了間際に人数をかけて一気の攻勢をかけたが、大分にカウンターを許すと左サイドから突破され、最後はファーサイドでフリーになったFW後藤優介にヘディングで叩き込まれて失点。これが決勝点となり大分が1-0で勝利を収めた。ホームの浦和にとっては残留争いのなかで勝ち点3が欲しいゲームを落とし、武藤の状態も不透明なままで中国遠征へ向かうことになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)