クロップ監督がリバプールを選んだ理由は? クラブOBが告白「潤沢な資金がなくとも…」
クロップ監督がメガクラブを拒否した理由 「商業的効果のみに着目するクラブを嫌っていた」
昨季にリバプールをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導いたユルゲン・クロップ監督は、プレミアリーグ8試合を終えて全勝と今季も好調をキープし、順調なチーム作りを見せている。リバプールで活躍した元イングランド代表FWロビー・ファウラー氏が英紙「デイリー・ミラー」で、クロップ監督がマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードではなく、リバプールの監督を選んだ理由を明かしている。
クロップ監督は、2014-15シーズンの終わりとともにドルトムントの監督を退任した。そして、ブレンダン・ロジャーズ監督解任後の2015年10月から、リバプールを指揮することになった。
ファウラー氏はかつてのインタビュー取材で、この頃のクロップ監督が潤沢な資金を持つクラブからのオファーを断っていたことを話したと明かし、そのクラブは間違いなくユナイテッドとレアルだと主張している。そして、商業的効果のみに着目するクラブを嫌っていたクロップ監督が、リバプールを選んだ理由を話している。
「彼はリバプールが好きだと言った。なぜなら、頂点を目指すために必要な資金、歴史、クラブのアイデンティティー、ファンのバランスが取れているからだ。彼はアンフィールドに偉大な日々を回帰させると言った。たとえワールドクラスのスーパーエリートを獲得する潤沢な資金がなくとも、別の方法でできると語っていた」
ファウラー氏は、クロップ監督が潤沢な資金を持つメガクラブで指揮することに魅力を感じていなかったことを明かしている。そして、自身がリバプールの最後の試合で涙したことを明かし、サポーターとのつながりが強いクラブであることを強調。そのサポーターからクロップ監督が信頼を得ていることが好調の理由と見解を示している。
(FOOTBALL ZONE編集部)