「感覚が一番違う」 浅野拓磨、“スピード系FW”ならではの人工芝の注意点とは?
天然芝とは「止まり方とか意識して変えないといけない」と体への負担軽減を考慮
森保一監督率いる日本代表は、15日に敵地でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦に臨む。天然芝よりも硬く、体に負担の大きい人工芝での戦いとなるが、1年1カ月ぶりの代表復帰となったFW浅野拓磨(パルチザン)は、「ELでも人工芝でやっているので特に抵抗はない」と持ち前のスピード発揮に意欲を覗かせた。
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10月のW杯予選2試合では、絶対的な存在として1トップに君臨してきたFW大迫勇也(ブレーメン)が負傷のため不在。“代役”としてFW永井謙佑(FC東京)、FW鎌田大地(フランクフルト)、浅野の3人が招集され、10日にホームで行われたモンゴル戦(6-0)は同じスピードタイプの永井が先発出場してゴールをマークと結果を残した。
タジキスタン戦はアウェーでの戦いとなるが、会場のリパブリカン・セントラル・スタジアムが人工芝という点は大きな懸念材料だ。人工芝は天然芝よりも硬く、ボールスピードが増してパスが伸び、バウンドも大きくなる。12日の現地初トレーニングではシュート練習の際に芝で足を滑らせ、ボールをミートし損ねる選手も少なからずいた。スピードを武器とする浅野にとっても看過できない問題ながら、今季加入したセルビア1部パルチザンで出場しているUEFAヨーロッパリーグ(EL)での経験が生きると語る。
「ELでも人工芝でやっているので特に抵抗はないです。(リパブリカン・セントラル・スタジアムは)人工芝のなかでもちゃんとしていると思います」
もっとも、「そこまで試合に影響が出るほどではない」とはいえ、天然芝からの頭の切り替えが必要だという。
「天然芝の感覚でやってしまうと、いろんな問題が出てくる。ボールの転がり方とかも違うけど、それよりも走る時、ストップする時の感覚が僕の中で一番違います。特に僕はスピード系なので、止まり方とか意識して変えないと体への負担とかも変わってくる。(人工芝は)滑るというよりは逆につっかかる感じがあると思います。ある程度気を付けつつ、でも意識しすぎもあまり良くないので、そこは感覚ですね」