PSV堂安律、EL初先発で2アシスト! “適応力の高さ”に元オランダ代表FWも驚き
ELローゼンボリ戦に先発出場、マレンの2ゴールをお膳立て
オランダの名門PSVの日本代表MF堂安律は現地時間3日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節ローゼンボリ戦に先発出場し、2アシストをマークしてチームの4-1勝利に貢献した。スタメン定着を果たしつつある活躍ぶりに、現地メディアも特集を組むなど高評価を受けている。
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クラブ公式サイトが「ファン・ボメル監督が(前節から)1人だけ入れ替え、リツ・ドウアンはヨーロッパの試合でデビューを果たした」とELで初スタメンを飾ったことを伝えた試合は、PSVが前半14分、37分とゴールを奪って2点のリードを奪うと、同41分に相手のパスミスを抜け目なく奪った堂安がFWドニエル・マレンへとつなぎ、追加点をゲットした。
堂安は後半34分にも相手陣内でボールを奪取し、マレンにスルーパスを送ってこの日チーム4点目を導き出す活躍ぶりだった。移籍直後の序列では控え扱いと見られていたなか、コンスタントな活躍を見せて定位置を確保しつつある。
オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」によれば、衛星放送「FOXスポーツ」オランダ版の解説を務める元オランダ代表FWアルノルト・ブルッヒンク氏が、こうした状況について驚きをもって評価しているという。
「ドウアンがこんなにも早く噛み合ってプレーできていることは驚くべきことだ。普段、ファン・ボメルはチームのプレーに慣れる必要があると考えている。しかし彼は、それについてほぼ問題を持っていない。それは驚くべきことだし、ファン・ボメルは堂安を厚く信頼している」
このように話したブルッヒンク氏は「よく日本人は控えめだと言われているけど、彼は加入後すぐにボールを要求している。PSVにすぐ噛み合っていることに驚くよ」と自己主張の強さにも関心を寄せている。オランダ屈指の名門で能力を発揮しつつある堂安の評価は、徐々に上がっているようだ。