クロップ監督、ベテランMFのリバプール残留を確信? 「彼はMr.プロフェッショナル」
MFミルナーとの契約交渉に言及したクロップ監督 「まだ9月。心配する必要も感じていない」
イングランド代表MFジェームズ・ミルナーは、リバプールとの契約が今シーズン終了後までとなっている。このまま2020年1月になれば、他のクラブとの契約交渉をスタートできる状況になるが、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、衰え知らずのダイナモの残留を信じているようだ。英紙「ガーディアン」が伝えている。
若手も台頭しているリバプールだが、来年で34歳となるミルナーは、まだまだチームに多くのものをもたらせる存在だ。リーグカップ3回戦のMKドンズ戦では、前半41分に先制点を挙げて、チームの2-0の勝利に貢献している。
その活躍をクロップ監督も認め、「ミリーは、チームにとって極めて重要な存在だ」と称賛する。「彼はMr.プロフェッショナルだ。彼は自分のすることに対して責任感があり、クラブの若い選手たちにとっての手本となっている。5人の若手と6人のレギュラーチームの選手をカップ戦のために選べるのは最高だし、ミリーのような選手がいるからこそ、何も心配がいらないんだ。彼はとても野心的であり、それが彼の生まれ持ったものなんだ。そして、ロッカールームをまとめるまで、まだ数年はあるよ」と、今後も戦力として期待していることを明かした。
ただし、契約交渉については「まだ9月だからね。誰もナーバスになっていない。心配する必要も感じていないよ」と、話を詰めていくのはこの先だとした。それでも「彼は自分のやっていることを愛している。現状に満足しているはずだ。若手だった時、彼は彼の世代で突出した存在だった。その後、成長して多くのクラブを渡り歩いた。今はベテランとなり、落ち着いている。ここが気に入っていると思うし、クラブの視点からも彼は必要な存在だ。5つの異なるポジションをこなせるんだからね」と、基本路線が残留であることをほのめかしている。
ブレンダン・ロジャーズ監督体制の終盤にリバプールにフリートランスファーで加入したミルナーは、その後、4シーズンをリバプールで中心選手として過ごしてきた。近年の補強でも、最も成功した選手と数えられるべき存在だろう。昨季はUEFAチャンピオンズリーグを制し、今季もプレミアリーグで首位を走るクラブの屋台骨は、指揮官の期待に応えてリバプールに留まることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)