チェルシーのランパード監督、プリシッチ先発起用に待った 「適応期間」「忍耐が必要」
ファンからは否定的な声も「先発起用しよう。そうすれば適応は早くなる」
アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチは、大きな期待を集めてチェルシーに加入した。最大の理由は彼らが失ったベルギー代表MFエデン・アザールの穴埋めとして期待されたからだ。だが、フランク・ランパード監督は3節連続でプリシッチをベンチに置き続けている。プリシッチの起用を求める声には「忍耐が必要」と語っている。スペイン紙「AS」が伝えた。
4部のグリムズビー・タウンと対戦したリーグ杯3回戦(7-1)では先発出場したプリシッチだが、リーグ戦での出場時間は短くなっている。アザールの後継者に対して、チェルシーのファンからは「もっと起用するべき」という声があり、彼の母国アメリカからも代表活動に招集する際に試合勘が不足するのではないかという声も上がっているという。
ランパード監督は、「私には4人のウィングがいて、彼らは全員が万全な状態だ。大きな移籍金で加入したが、プリシッチがまだ21歳であることを忘れてはいけない。適応期間があるのは当然のこと。彼はプレシーズンでも、シーズンが始まってからも、いくつかの良い瞬間を見せてくれた。でも、それを日常的に示さなければいけない。彼は適応する必要があるし、私たちはそれを助けるよ。彼の時間は来るはずだよ」と、現在の起用スタンスを崩さない考えを明かしている。
このコメントを好意的に受け入れるファンがいる一方、SNSではプレミアリーグに出場しているMFメイソン・マウントやFWタミー・アブラハムと比較し、プリシッチを起用すべきという声も多く上がった。
「1部リーグの経験はプリシッチのほうが上」
「マウントやアブラハムはどれだけUEFAチャンピオンズリーグの経験がある? 昨季、ドルトムントがアウェーでレアルと引き分ける立役者になった選手だぞ」
「先発起用しよう。そうすれば適応は早くなる」
より多くのプレー時間を与えれば、彼は力を証明するはずとファンは信じているようだが、ランパード監督は自身の考えを貫き、プリシッチの出場時間を限定し続けるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)