シティFWジェズス、少ない出場機会に不満 「待たなければいけないフェーズを終えた」
アグエロと熾烈なポジション争い、グアルディオラ監督の選択にも注目
マンチェスター・シティのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスは、チームのエースであるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとの競争の難しさに理解を示しつつも、「僕は“待たなければいけないフェーズ”を終えた」と語るように、今シーズン6試合にしか出場できていないことに不満を持っていることを認めた。英紙「ミラー」が報じている。
ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティに17年に加入して以来、ジェズスはアグエロとのポジション争いを展開。ここまで106試合で48ゴールを奪っているものの、昨季のプレミアリーグでは26試合に出場して先発は5試合のみ。クラブ史上最多得点記録を持つライバルとの厳しい競争を理解しつつも、今シーズンはより多くの時間を得たいと意気込んでいた。
しかし、蓋を開けてみれば、今季もここまで全てのコンペティションを合わせて出場はいまだ6試合。4年目のシーズンに入ったが、苦しい現状は続いている。
ブラジルテレビ局「Esporte Interativo」のインタビューを受けたジェズスは「僕は“待たなければいけないフェーズ”を終えた」と出場機会の少なさに不満を持っていることを認めつつ、「このクラブの最大のレジェンドであるアグエロとポジションを競うのは非常に難しいことは明らかだ。ペップの決定を理解しているし、アグエロは尊敬している。ここでの彼の歴史、彼が今見せているプレーを尊重しているよ」とチームの選択に理解を示している。
またジェズスは「休暇中、僕は先のことを考えて今シーズンは(これまでとは)異なる計画を立てていた。僕はここまで6試合でプレーしているけど、良いプレーを見せてゴールを決めている。それが僕の焦点だ。トップチームで誰かのポジションを盗もうとは思っていない。それは自然に起きることだ」と語り、良いプレーを続けることでレギュラーを奪えると信じていることを明かした。
ジェズスはアグエロという大きな壁を乗り越えることで先発の座を奪うことができるのか。グアルディオラ監督の選択にも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)