悲願の優勝なるか? トッテナム監督、“補強成功”も評価保留「ベストのチームだとは…」
CL準優勝の昨季は補強なし 今季は即戦力に加え有望な若手選手も獲得
トットナムは昨季1年間を通して補強ゼロでシーズンを戦いながら、プレミアリーグ4位、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝と結果を残した。今夏の移籍市場ではフランス代表MFタンギ・エンドンベレやアルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソなど待望の補強を展開したが、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「現時点でこれがベストのチームだと思っていない」と語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
2018年の夏、冬の移籍市場では1人も選手を獲得しなかったトットナム。それでもCLでファイナルに進出するなど結果を残してきた。満を持して今夏はエンドレベレやロ・チェルソといった即戦力や、U-21イングランド代表DFライアン・セセニョンやU-20イングランド代表FWジャック・クラーク(今季はローンでリーズへ再加入)といった将来有望な若手選手を獲得した。
レアル・マドリードへの引き抜きが噂されていたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンも残留し、戦力の上積みに成功したかに見えるが、ポチェッティーノ監督は現時点で昨季よりも優れたチームになっているかどうかの評価は保留している。
「どうなるかはシーズン後に見てみよう。現時点ではこれがベストのチームだと思っていない。結果だけを見れば、CL決勝でプレーした昨季のチームがより良いチームだと言うのは簡単なことだと思うが、もし昨季と同じことができれば、あるいは何かしらのトロフィーを獲得することができれば、これがベストなチームだと言うことができるだろう」
群雄割拠のプレミアリーグにおいて、2015-16シーズン以降4シーズン連続でトップ4入り(3位、2位、3位、4位)を果たしているトットナム。現地時間21日に行われたリーグ第6節レスター戦に1-2と敗れ、2勝2分2敗となったものの、今季こそ悲願のタイトルを獲得し、ポチェッティーノ監督史上最高のチームとして歴史に名を残すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)