名手カカ、PSG残留で渦中の同胞ネイマールに“奮起”を期待 「彼はリーダーになれる」
PSGでもブラジル代表でもチームを先導する存在になれると太鼓判
イタリアの名門ACミランの英雄で元ブラジル代表MFカカが、パリ・サンジェルマン(PSG)の同胞FWネイマールについて言及。夏の移籍市場でバルセロナ復帰が噂されるも、結果的に残留となり厳しい目にさらされるなか、ネイマールは今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を戦ううえでチームの先導する存在になれると語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えている。
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ネイマールを巡ってはバルセロナだけでなく、宿敵レアル・マドリードも獲得に動き、メガクラブによる争奪戦が繰り広げられた。最終的にネイマール自身が古巣バルサ復帰の道を希望し、バルサ側も交渉のテーブルについたが、PSG側が2億ユーロ(約238億円)にフランス人DFジャン=クレール・トディボ、クロアチア代表Fイバン・ラキティッチ、フランス代表FWウスマン・デンベレを加えるという交換条件を突きつけたため、成立しないまま9月2日の移籍市場終了日を迎えた。
ネイマールは、昨季のCLで審判を侮辱したことにより2試合の出場停止処分が課され、今季CLグループステージ第1節レアル戦と、10月1日の同2節ガラタサライ戦には出場できない。しかし、カカはネイマールがCL制覇のためのリーダーになれると語っている。
「今、彼がPSGに残るのはいいことだと思う。彼にとってもいいし、クラブにとってもいい。PSGは常にCLで優勝するために素晴らしいチームを築いてきた。彼はそのプロジェクトのリーダーになれる。彼にとっては、素晴らしい年になるだろう」
また、カカは「次のワールドカップに向けてのリーダーになることも期待している。難しいことになるだろうけど、毎年成熟してきているし、ナショナルチームにおける自分の立ち位置を理解しているように思う。ネイマールのような素晴らしい選手をチームに持つのはいいことだ。(ブラジル代表の)チッチ監督にとっては完璧」とも言及。所属クラブだけでなく、3年後にカタールで行われるワールドカップ出場に向けても、ネイマールはブラジル代表のリーダーになれると確信しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)