“華麗弾”の南野、「チャンスをものにできた」と手応え 今後の課題は…「最後の質」

南野拓実はフル出場で1得点し勝利に貢献【写真:高橋学】
南野拓実はフル出場で1得点し勝利に貢献【写真:高橋学】

パラグアイ戦で追加点をマーク 「あとは決めるだけだった」とアシストの酒井に感謝

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップでパラグアイ代表と対戦。前半23分にFW大迫勇也(ブレーメン)の得点で先制すると、同30分にはMF南野拓実(ザルツブルク)もネットを揺らし、2-0で完勝を収めた。南野は試合後のフラッシュインタビューで「あとは決めるだけだった」と自身の得点を振り返ったうえで、「攻撃の最後の質は向上させていく必要がある」と今後を見据えている。

 10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦に向けた貴重なテストマッチとなった今回の一戦で、日本は今年1月のアジアカップで主力を務めた選手たちを中心にスタメンを構成。4-2-3-1のシステムで、攻撃陣は1トップの大迫の下に、左からMF中島翔哉(ポルト)、南野、MF堂安律(PSV)が並んだ。

 前半23分に大迫のゴールで1-0として迎えた同30分、日本は流麗なコンビネーションを披露する。中央でボールを持った中島がタメを作り、堂安の空けたスペースに走り込んだ酒井宏樹(マルセイユ)へとスルーパス。完全に抜け出した酒井がクロスを入れると、最後は南野が難なく押し込んだ。

 試合はそのまま2-0で終了。南野はフル出場したなか、終盤でもカウンターの場面でフィニッシュまで積極的に絡んでいくなど、質と量を両立するパフォーマンスを披露した。

 試合後のフラッシュインタビューに登場した南野は、華麗な一撃となった自身のゴールについて「(酒井)宏樹くんから良い折り返しが来て、あとは決めるだけだったのでアシストに感謝したいと思います」とチームメートのプレーを称賛したうえで、「サポーターの応援が力になりましたし、今日来てくれたサポーターのためにも勝ちたかったので結果を出せて良かった」とコメント。さらに今後を見据え、次のように課題と収穫を述べている。

「自分たちがチャンスを作る場面は多かったし、それをものにできたのは良かった。ただ、攻撃の最後の質は向上させていく必要がある。それは今後に向けてやっていきたい」

 自身のゴールとともに勝利を手にしてもなお、満足することはない。好調をキープする日本の背番号9は、W杯予選でも頼りになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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