世界衝撃! Jリーグで誕生…「教科書のようなオーバーヘッド弾」に称賛「壮大」「圧巻」
今夏、横浜FMに加入したブラジル人FWエリキがアクロバティック弾で存在感
横浜F・マリノスは24日のJ1第24節で名古屋グランパスと対戦し、敵地で5-1と圧倒的な攻撃力を見せつけて快勝した。そのなかで世界的に注目を集めているのが、チームの2点目となった豪快な一撃だ。各国メディアがこぞって「教科書のようなオーバーヘッド弾」「素晴らしい」「圧巻」と賛辞を送っている。
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試合は開始3分、MFマルコス・ジュニオールの一撃で横浜FMが先制。そして前半39分、今夏加入した25歳のブラジル人FWエリキが驚愕のシュートを叩き込んだ。
FW遠藤渓太がドリブルでペナルティーエリア左に進入。相手DF3人に囲まれながらもクロスを供給すると、エリア中央に走りこんだエリキが反応した。相手ゴールに背を向けた状態で胸トラップ。空中に浮いたボールが落ち始めると、エリキはボール下に素早く潜り込むような体勢をとり、強引に右足を振り抜いた。意表を突く形での華麗なオーバーヘッドシュートに名古屋のDFとGKは全く反応できず。スーパーゴールで横浜FMが2-0とリードを広げた。
試合はその後3点を加えた横浜FMが5-1と完勝。エリキの来日初ゴールは、トラップからシュートまで流麗で無駄がなく、難度も決して低くない。そんな一連のプレーが、海外メディアにも衝撃を与えたようだ。
「ヤフー」ドイツ版は「教科書のようなオーバーヘッド弾」と記し、オーストラリアのサッカー情報サイト「The World Game SBS」も「壮大なバイシクルキック」と絶賛している。またブラジル紙「LANCE」は、5日に来日したばかりのエリキが早くも存在感を発揮している点に注目。「短期間ながら、新たなクラブに適応し、素晴らしいパフォーマンスを披露」と伝えた一方、「キャリアの新たなチャレンジのなか、エリキが圧巻のゴール。ブラジルでの好調ぶりを地球の裏側でも示した」と報じている。
攻撃的なスタイルを貫いた横浜FMのなかで、アクロバティック弾で脚光を浴びたエリキ。チームは現在3位につけ、首位のFC東京を勝ち点7差で追う。終盤戦に突入するなか、エリキが優勝のキーマンとなるだろうか。