元英代表DFファーディナンド、ディバラのマンU行き不成立に持論 「満足している」
ユナイテッドOBとして「選手に必要な適切なミネラルが手に入らない」と見解
マンチェスター・ユナイテッドOBで元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、今夏の移籍市場で移籍の噂があったユベントスのアルゼンチン代表FWパオロ・ディバラが古巣に加入しなかったことに、「満足している」と持論を展開した。英紙「デイリー・スター」が報じている。
オレ・グンナー・スールシャール監督率いるユナイテッドは、プレミアリーグ開幕戦でフランク・ランパード監督が就任したチェルシーと対戦。開幕全チームのなかで最も平均年齢が低い陣容で臨んだユナイテッドは、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの2ゴールなどで4-0と勝利している。
開幕戦勝利を喜ぶファーディナンド氏は、スールシャール監督は高額移籍金が必要な大物ではなく、若手を巧みに起用する手法のほうがいいと主張。「近年、多くの選手がユナイテッドに来ることを辞退している。彼らはどこか別の場所を選んでいる」と語りつつ、ディバラのユナイテッド移籍が実現しなかったことについて自身の見解を明かしている。
「ディバラはユベントスのベンチにいるのに、どんな風にユナイテッドからのオファーを断る勇気を持っていたのか分からない。彼はサッカーを始めなければならないのだから。おそらく彼は考えている。『チャンピオンズリーグに出たい。ベンチに座ったままでもいいか。ユナイテッドでプレーするよりも、そうするほうがいいか』ってね。まあ、彼が来なかったことには満足している。彼が入ってもユナイテッドの選手に必要な、適切なミネラルが手に入らないからね」
若手の成長や新加入選手のフィットを願い、「オレ(スールシャール監督)に時間を与え、今シーズンの早い時期に正しい方向に進んでいる兆候を見せることを願っている」とエールを送ったファーディナンド氏。開幕戦の快勝で終わることなく、ユナイテッドは連勝を積み上げていけるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)