名将の「クローンにはならない」 “監督デビュー”のランパード、独自路線を強調

左からアンチェロッティ監督、ランパード監督、モウリーニョ氏、ヒディンク氏【写真:Getty Images】
左からアンチェロッティ監督、ランパード監督、モウリーニョ氏、ヒディンク氏【写真:Getty Images】

チェルシー監督としてプレミアリーグ初采配へ モウリーニョ氏らから「ヒントは得たが…」

 イングランド・プレミアリーグは現地時間11日に第1節の残り3試合が予定され、フランク・ランパード新監督が就任したチェルシーは、敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。ランパード監督はトップリーグで初めて采配を振るうことになるが、これまで自分が師事してきた監督たちの“クローン”になるつもりはないと明言した。英紙「ザ・サン」が報じている。

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 ランパード監督は昨年5月に英2部ダービー・カウンティで監督デビューすると、1年目からチームを1部昇格プレーオフに導く手腕を発揮。マウリツィオ・サッリ前監督の退任に伴い、かつて選手として13年間所属したチェルシーに指揮官として復帰することになった。

 現役時代にチェルシーでジョゼ・モウリーニョ氏、カルロ・アンチェロッティ氏、フース・ヒディンク氏らに教えを受けてきたランパード監督だが、偉大な先人のやり方を“コピー”するつもりはないようだ。報道陣に対し、あくまで独自路線をいきたいと語っている。

「これまで師事した監督たちからヒントやアイデアを得たことは確かだ。しかし、私はモウリーニョやアンチェロッティ、ヒディンクのクローンになるつもりはない。彼らの影響を受けてはいるものの、自分自身でありたい。選手中心の監督もいれば、戦術中心の監督もいる。私はクラブの利益となることを望み、決定を下していく。目標にたどり着けるよう、優れた精神力、集中力、献身を備えたチームに成長させていきたい」

 指導経験の浅いランパード監督を巡っては、プレミアリーグのチームを指揮するのは時期尚早との批判もある。同監督は、選手時代も困難に遭遇したことはあったとし、自分が知っている唯一の方法は仕事に懸命に取り組むことだとコメント。「一部の人の意見が誤りだったと示せれば、いい気分になるだろうね。これまでのキャリアには満足している。これ以上ないくらいベストを尽くしてきたからだ。監督としても同じことをするつもりだ」と宣言した。

 恩師モウリーニョ氏は、2004年にユナイテッド戦でチェルシー監督デビューを飾り、1-0の勝利を手にしている。果たしてランパード監督は、敵地「オールド・トラッフォード」でどんな結果を得ることになるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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