フランクフルト鎌田、CKでゴール演出 独紙が称賛「クリエイティブな瞬間があった」
同じく先発出場した長谷部も高い評価「自信を持ち、プログラムを難なくこなした」
日本代表FW鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠の所属するドイツ1部フランクフルトは、現地時間8日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦の第1レグでファドゥーツ(リヒテンシュタイン)と敵地で対戦し、5-0で勝利を収めた。揃って先発出場した鎌田と長谷部は、ともにドイツメディアで高い評価を受けている。
長谷部は3バックの一角、鎌田は前線のFWとして起用された。セルビア代表MFフィリップ・コスティッチの強烈なミドルシュートを皮切りに前半のうちに3得点を奪ったフランクフルトは、後半にも2点を追加して大勝。鎌田はCKでチーム3点目を演出し、長谷部は最終ラインからドリブルで持ち上がり、縦パスを配給して5点目の起点となった。
日本人選手それぞれが持ち味を発揮し、その活躍はドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」でも高く評価されている。
コスティッチらとともにチームでも最も高い評価の1人となった鎌田は、「ラストパスの精度を欠くところもあった。改善の余地がある」と厳しい指摘もあった一方で、「時には正確なパスで、時にはドリブルでクリエイティブな瞬間があった」と技術力の高さを示していたと伝えられている。
長谷部は「静かな夜だった」というように、5-0のワンサイドゲームにより守備での見せ場は少なかったものの、「自信を持ち、プログラムを難なくこなした」と危なげないプレーぶりが評価されている。
予選3回戦突破に向けて大きなアドバンテージを得たフランクフルト。第2戦は現地時間15日に行われる。今や不動の存在となった長谷部と、ベルギーでの武者修行を経てレギュラークラスに成長した鎌田のさらなる活躍に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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