プレミアリーグは「世界でベスト」 “経験者”の元英代表FWジェイが推奨する理由は?
ジェイのデビュー戦の相手は“王者”マンU その後勢力図は変わり、“トップ6”の時代へ
イングランドのプレミアリーグは、現地時間9日に行われるリバプール対ノリッジ・シティ戦で2019-20シーズンが幕を開ける。マンチェスター・シティの3連覇か、リバプールのリベンジか、はたまた他のトップ6から優勝チームが誕生するのか。毎年、数々の名勝負が生まれるプレミアリーグの魅力を、イングランド代表経験を持ち、プレミアリーグでも4クラブ計5シーズンを戦った北海道コンサドーレ札幌のFWジェイに訊いた。
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名門アーセナルの下部組織で育ったジェイは、2000年にコベントリー・シティでプレミアデビューを飾った。遡ること19年、当時を今でも鮮明に覚えているという。その対戦相手は、スター選手を数多く擁し、リーグ2連覇中と圧倒的な強さを誇っていたマンチェスター・ユナイテッドだったのだ。スタメンを言い渡され、「すごくびっくりした」と懐かしそうに振り返る。
「当時、僕はまだ18歳だった。スコットランド人監督のゴードン・ストラカンは、いつも試合前ギリギリまでメンバーを発表しなかった。ロッカールームに集まって、監督からマンチェスター・ユナイテッドのラインナップを教えてもらったけど、その時代の大スターたちであるデイビッド・ベッカム、フィル・ネビル、ロイ・キーン、ポール・スコールズ、ライアン・ギグス、アンディ・コールらがいた。そして、自分たちのチームのスタメンが発表されて自分の名前があった。急に緊張して汗をかいたよ(笑)」
先発出場したジェイは、ユナイテッドの“赤い壁”を崩せずに前半のみで交代。チームもベッカムとA・コールに得点を許し、1-2で敗れた。ユナイテッドは同シーズンも制して史上初のプレミア3連覇を成し遂げたが、リーグの勢力図は当時から大きく変わっている。
「マンチェスター・ユナイテッドが一番で、対抗馬はアーセナルのみというのが当時の構図。今はだいぶ変わって、マンチェスター・シティやリバプール、チェルシー、トットナムが強くなって“トップ6”と呼ばれているよね」