リバプール主将、“消極補強”のクロップ監督を擁護 「誰よりもチームをよく知っている」
MFヘンダーソンが持論 「我々にはファンタスティックな選手が揃っている」
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、今夏の消極的な補強について批判を浴びている。これを受けて、同クラブで主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは、「誰よりもチームをよく知っているということ」とクロップ監督を擁護している。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えた。
リバプールは昨季、プレミアリーグでは史上3番目に多い勝ち点97で王者マンチェスター・シティにわずか1ポイント差の2位フィニッシュ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では優勝を飾った。
そんなクラブが新シーズンで目指すのは、1990年以来となるプレミア制覇だ。ところが、クロップ監督が今夏の移籍市場で補強したのは、17歳のU-17オランダ代表DFセップ・ファン・デン・ベルフと16歳のU-17イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットの2選手のみで、一部からは批判の声が挙がっている。
そんななかヘンダーソンは、「監督が誰とも契約しないのであれば、つまりは誰よりもチームをよく知っているということだ」とし、こう語っている。
「我々にはファンタスティックな選手が揃っていると思うし、それを証明した。全員を使うことができる。(ギニア代表MFナビ・ケイタやイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンのような)ビッグなプレイヤーもケガの長期離脱から戻ってくるし、監督からすればそれこそ新たな選手を入れたのと同じようなものだ」
そして、「我々はロッカールームに強い選手たちがいると信じているので、学び続け、トレーニングで向上し続け、これまでの長い間にやってきたことを継続し、より多くの成功のためにハングリーであり続けなければならないだけだ」とし、チームに必要なのはビッグプレーヤーの補強ではなく、“継続”していくことだと語った。
悲願のプレミア制覇に向けて、新シーズンに臨むリバプール。昨季の勝負強さを継続し、どんな上積みを見せていくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)