アルゼンチン代表イグアイン、去就に伊紙注目 「ユーベの控えか、ローマの主人公か」
ユベントス残留なら控え、減俸をのんで移籍ならローマの主人公になると予想
ユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは、移籍市場が進むにつれて少し立場が変わってきているようだ。イタリア紙「トゥット・スポルト」は、「ユーベの控えか、ローマの主人公か」と、その動向を報じている。
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イグアインは昨季ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したユベントスで存在が宙に浮き、ACミランへと期限付き移籍をした。しかし、ミランは買い取りオプションを行使しないことを決め、冬の移籍市場ではプレミアリーグのチェルシーへ期限付き移籍。しかし、チェルシーも買い取りオプションを行使しなかった。
その結果、保有権はユベントスに戻り、イグアインはプレシーズンマッチで出場機会を得ている。しかし、獲得を望むローマの存在もあり、移籍市場の中では放出が既定路線とされてきた。
イグアインにユベントスを満足させるハッキリとしたオファーが届かないなか、他のアタッカーに次々と移籍話が浮上。アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラにはベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレードを伴うマンチェスター・ユナイテッド行きが浮上し、元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチも同様にユナイテッドが獲得に乗り出している。また、19歳のイタリア代表FWモイーズ・キーンは、プレミアリーグのエバートンへの移籍が秒読みだという。
そうした状況に、イグアインに再びスポットライトが浴びせられている。ユベントスに残留すればベンチメンバーの座を手にすることは可能で、年俸の減額を受け入れればローマで主人公の座を手に入れられると「トゥット・スポルト」紙はレポート。その選択が注目されるとしている。
新シーズンからユベントスは、ナポリ時代に指導を受けたマウリツィオ・サッリ監督が指揮を執る。アタッカーの次なる補強も不透明だが、イグアイン自身は高額年俸の控えと、減額を伴うローマのエースと、どちらをキャリアの選択とするのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)