相手守備陣を転倒させる“復活の魔法使い” スペイン人司令塔の“キレキレスキル”に反響

ビジャレアルMFサンティ・カソルラ【写真:Getty Images】
ビジャレアルMFサンティ・カソルラ【写真:Getty Images】

名手カソルラ、プレシーズンマッチで切れ味鋭いテクニックを披露 英紙も注目

 ビジャレアルは現地時間28日、プレシーズンマッチでケルンと対戦し、3-1で勝利を収めた。この日先発出場した元スペイン代表MFサンティ・カソルラは、切れ味鋭い“魔法のステップ”で相手守備陣を翻弄。「“魔法使い”カソルラがテクニックを誇示」と海外メディアも脚光を当てている。

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 カソルラは2016年、アーセナルに在籍していた時期に右足のアキレス腱に重傷を負ったことに加え、右足の切断を検討しなければならないほどの感染症を患うことになり、現役引退の危機にも直面していた。しかし、約2年間の治療とリハビリの末、再びピッチに立つことが叶い、2018年から古巣ビジャレアルで再出発を果たしていた。

 今季も主力としてチームをけん引することに期待が寄せられているなか、プレシーズンマッチでコンディションが万全であることを証明してみせた。左サイドでパスを受けたカソルラが、相手選手の果敢なプレッシングを軽妙なステップで回避。もう1人の相手選手が猛烈なスライディングタックルを敢行するも、細かなワンツーで難なく振り切り、激しいプレッシングに対しても切れ味鋭いボディフェイントで翻弄すると、相手選手はそれに釣られて思わずピッチに転倒してしまっていた。

 クラブ公式ツイッターが該当シーンを動画で公開すると、英紙「ガーディアン」は「“魔法使い”カソルラがテクニックを誇示した」と取り上げ、「“魔法使い”の異名を取るカソルラが、精密なコントロールとテクニックを披露した」と説明。今年の12月には35歳を迎え、キャリアの晩年に差し掛かっているカソルラだが、“空白の2年間”を取り戻すかのような切れ味を早速、見せつけているようだ。

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