東京五輪世代の19歳FW宮代、J2山口で殻を破れるか 「自分自身にもプレッシャーはある」

来年の東京五輪出場は「見据えている」と移籍した理由の一つにも挙げた【写真:Getty Images】
来年の東京五輪出場は「見据えている」と移籍した理由の一つにも挙げた【写真:Getty Images】

「チームを勝利に導けていないので、今はFWとして貪欲にゴールを狙い続けるだけ」

「自分の中では最後のシュートがあまり落ち着きがなくて、正直焦ってしまった。もっと余裕を持ってゴール前でプレーできたら、良い判断でシュートが打てたと思います。ボールを収める部分は、自分の特長として少し出せた感覚があります。でも、決定機がたくさんあったなかで結果的に点を取れずにチームに迷惑をかけましたし、反省して次につなげないといけないです」

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 山口移籍から2戦連続フル出場と、宮代は川崎時代に飢えていた実戦の場で貴重な経験を積んでいる。2000年生まれの19歳にとって、来年の東京五輪出場は大きな目標であり、「それを見据えてはいます」と期限付き移籍した理由の一つにも挙げる。ただ一方で、「今いる場所でしっかり結果を残したいという気持ちが強い」と目の前の一戦に全力を注ぐ覚悟を示す。

「試合に出るからには、結果を出さないと試合に出続けることもできない。自分自身にもプレッシャーはあるし、チームを勝利に導けていないので、強い意志を持って毎試合臨まないと。まだ(加入してから2試合)点を取れていないのでそこは課題。後先考えず、今はFWとして貪欲にゴールを狙い続けるだけです」

 “川崎の大砲”として将来を嘱望される若きストライカーは、山口の地で自らの殻を破ろうとしている。

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