日本代表、コパ・アメリカ出場18選手を査定 株を上げた選手・物足りない選手は?

守備陣でも存在感を示したのは? 南米勢相手にも球際で奮闘するパフォーマンス

■DF
植田直通(セルクル・ブルージュ)=★★★☆☆ 270分(90/90/90)
杉岡大暉(湘南)=★★★☆☆ 270分(90/90/90)
冨安健洋(シント=トロイデン)=★★☆☆☆ 270分(90/90/90)
岩田智輝(大分)=★★☆☆☆ 177分(0/87/90)
原 輝綺(鳥栖)=★★☆☆☆ 90分(90/0/0)
立田悠悟(清水)=★☆☆☆☆ 3分(0/3/0)

▼未出場
菅 大輝(札幌) 0分(0/0/0)

 植田、冨安、杉岡は3試合連続フル出場。東京五輪世代でも中核と期待される杉岡は、南米の選手にも球際で負けず、エクアドル戦ではマンチェスター・ユナイテッドで10年間プレーしたMFアントニオ・バレンシアをはね返すなど、守備面では及第点のプレーを見せた。攻撃に磨きをかければ、層の薄い左SBの競争にも割って入るかもしれない。

 センターバックは明暗が分かれた。A代表で主力に定着しつつあった冨安は、南米勢のパワフルかつ狡猾なプレーの前に後手を踏み、守備だけでなくビルドアップでも苦しんだ。一方、これまでDF吉田麻也(サウサンプトン)やDF昌子源(トゥールーズ)らの陰に隠れていた植田は、持ち前のフィジカルの強さで対抗。失点にこそ絡んだが、“武闘派”から組み立てにも関わる“万能型”に成長した印象だ。

 右SBは3人が出場。チリ戦でA代表デビューした原は、相手エースのFWアレクシス・サンチェスを抑えきれずに被弾。試合での負傷も影響したか、その後出番は回ってこなかった。岩田は2試合連続でスタメンに名を連ねたが、エクアドル戦では失点に絡み、攻撃でもバリエーション不足を露呈。立田はウルグアイ戦の終盤に守備固め要員のような起用で出場したが、本職のセンターバックでは植田や冨安の牙城は崩せなかった。

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