浦和が契約解除、オリヴェイラ監督の功罪 「特別な試合」での強さと拭えなかった不安

指揮官が様々な要望も…クラブが声明「それらを生かし切れているとは言えない現状」

 そうしたことが、クラブが発表した声明の「オリヴェイラ監督の要望を受け、コンディション回復機器の導入や、食事の提供などのサポートを実施してきました。しかしながら、それらを生かし切れているとは言えない現状があり」という部分にもつながるのだろう。

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 いずれにしても、今季の浦和はホームでのリーグ戦が1勝1分5敗という成績で、これも今回の決断に至った理由の一端だろう。後任となる大槻監督は、昨季の暫定監督就任時にホームの埼玉スタジアムで戦う心構えを選手たちに説いたことでも知られるだけに、リーグきっての大サポーターの心を動かすようなプレーを見せることがチームを好転させる力になるはずだ。

 昨年4月にやって来たオリヴェイラ監督は、天皇杯のタイトルとACL決勝トーナメント進出を置き土産に浦和を去ることになった。昨季の暫定監督就任時に多くの選手にチャンスを与えた大槻監督の下、浦和はチームのダイナミズムを取り戻すことができるだろうか。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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