17歳久保建英、「こだわり」が導いた日本代表入り 恩師が明かす勉強会突撃エピソード

久保の専属トレーナーを務めている木場氏【写真:荒川祐史】
久保の専属トレーナーを務めている木場氏【写真:荒川祐史】

あるエピソードから浮かび上がる、木場氏とのトレーニングへの“こだわり”の強さ

 久保は普段から、オフを利用するなどして木場氏の下で地道なトレーニングを積んでいる。

「建英から『来週の何曜日にどうでしょうか』と連絡が来て、という感じですね。月曜日が多いですが、今は試合が続いているので、維持が基本にはなっています。それでも、時間が空けば来ています」

 そのルーティンを長い間欠かさず続けているからこそ、フィジカルの充実が導き出されているのだろう。それだけ久保が木場氏とのトレーニングに熱意を持って臨んでいるということであり、象徴的なエピソードもある。ある日、体幹トレーニングのライセンス取得のための勉強会が開かれた時の出来事だった。

「勉強会には全国から30人くらいが来ていたんですが、建英が『その日にトレーニングをしたい』と連絡してきました。『勉強会をやっていて、周りの人もいるけど』と伝えたら『それでもいいです』と言うので、休憩の時間に1時間、そこでトレーニングしました。そのこだわりですよね」

 木場氏は久保との連絡を通しての印象を「真面目ですよ、真面目。サッカー小僧です」と語る。周囲の喧騒に惑わされるのではなく、常に真っ直ぐにサッカー、そして自分の体と向き合い、鍛錬を続けてきた。その結果が現在の活躍につながっているのだろう。一喜一憂せずに自分を貫き、久保は着実に成長し続けている。

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