チェルシーのサッリ監督、EL決勝で去就判断に不服 「そのような状況ならすぐにでも出たい」
チェルシーファンはスタイルに不満も、ユベントスからはオファーか
チェルシーは2018-19シーズンのプレミアリーグで3位になり、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。29日にはアゼルバイジャンの首都バクーで、アーセナルとUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝を戦うが、マウリツィオ・サッリ監督の去就は不透明となっている。ユベントスが新監督に迎えるという報道もあるなか、サッリはEL決勝の結果で自身の進退が決まるのであれば「すぐにでも出て行きたい」と語っている。英テレビ局「BBC」が報じた。
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EL決勝を控えたサッリは、今後、クラブ幹部と話し合うことを認め、「彼らが私に満足しているか」を確かめる必要があると語っている。
「今は決勝について考える時だ。もし、そのような(決勝の結果で進退が決まる)状況なら、私はすぐにでも出て行きたい。なぜなら、10カ月も仕事をしてきて、最後の90分ですべてを決められるのであればね。私の仕事に満足しているか、満足していないか、どちらかだろう」
サッリとチェルシーの間には契約が残っているが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が退団を表明したユベントスが次期監督にリストアップしたと報じられている。
「私は、このクラブと2年の契約が残っている。他のクラブとは契約をしていない。決勝の後、私はクラブと話をしなければいけない。彼らが満足しているか知るためだ。私はとても、とても幸せだが、状況について話し合わなければいけない。何かあったらクラブと話し合いの場を持つのは、普通のことだ」と、イタリア人監督は話している。
来季のCL出場を決め、今季はEL優勝に肉薄している一方で、サッリ監督の志向するサッカーのスタイルは、チェルシーファンに受け入れられているとは言い難い。それでも、史上初の国内3冠を達成したマンチェスター・シティを引き合いに、「彼らの戦い方は、私のものとは違うが似ている。私のサッカーはイングランドでも実現できるはずだ」と、自信を見せた。
EL決勝は、レアル・マドリードへの移籍が濃厚なベルギー代表MFエデン・アザールのラストマッチと位置づけられているが、サッリ監督にとってもロンドンのクラブを率いての最後の試合になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)