「審判団が悪い意味で主役に…」 浦和vs湘南で起きた“大誤審”、世界に反響拡大
メキシコメディアも反応 「議論を巻き起こすプレー」
17日に行われたJ1リーグ第12節、浦和レッズ対湘南ベルマーレの一戦で、前半途中に湘南のU-22日本代表MF杉岡大暉が放ったシュートがノーゴールとなる“大誤審”が起きた。世界各国でも前代未聞と言えるレフェリングが伝えられているが、海外メディア「レコルド」メキシコ版では「審判団が悪い意味で主役となった」と報じている。
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問題のシーンが起きたのは、2-0と浦和がリードして迎えた前半31分のこと。杉岡がMF梅崎司からのパスを受けて思い切り良く利き足の左足でシュートを放つと、浦和の元日本代表GK西川周作も見送るしかないコースに飛び、右ポストを叩いてから逆サイドのネットを揺らした。しかしこれがゴールラインを割っていないとして、ノーゴール判定。曺貴裁監督をはじめとした湘南側の猛抗議も実らなかった。
「日本の1部リーグであるJ1リーグ戦の浦和対湘南で、審判団が悪い意味での主役となった。なぜならばボールがゴールラインを越えたにもかかわらず、ゴールが認められなかったからだ」
杉岡のゴールが認められなかったことについて「人為的に行った決定」とするとともに、「議論を巻き起こすプレーの後、本来スコアは2-1となるはずだった。しかし湘南側の選手の抗議を前に、ゲームを続ける笛が鳴り、対戦相手は追加点に近づいていた」と、元日本代表GK西川周作からのスローイングからFWアンドリュー・ナバウトの決定機につながったことを記している。
それでも「アウェーチームは逆襲を果たした。シュンスケ・キクチの2ゴールとアディショナルタイムのミキ・ヤマネのゴールによって、3-2で試合終了した」と、湘南のリバウンドメンタリティーを称えている。
結果的に劇的な逆転劇が起きた一戦になったものの、ゴールが認められなかったことは事実として残る。動画配信などで世界的にJリーグが注目を集めるようになったからこそ、判定に関してさらなる質の向上が求められることになるだろう。