「私の席からも入ってるように見えた」 村井チェアマン、ゴールラインテクノロジー先行導入の可能性も示唆
浦和×湘南で世紀の大誤審 DF杉岡のシュートがネットを揺らすも審判はゴール認めず
17日のJ1リーグ第12節浦和レッズ対湘南ベルマーレの一戦で歴史的に残る誤審が起きた。明らかにネットを揺らした湘南の一撃を、審判団はゴールと認めずに現場は紛糾。湘南側が猛抗議して騒然とした空気に包まれたが、結局ノーゴール判定で再開された。最終的に湘南が3-2と劇的な大逆転勝利を飾ったなか、Jリーグの村井満チェアマンが試合後に報道陣の取材に応じ、「私の見ている席からもゴールを割っていたように見えた」と言及。「ゴールラインテクノロジーも先行して導入していくことも議論していかないといけない」と自身の見解を語った。
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浦和が2点リードした前半31分、湘南のMF杉岡大暉のシュートが右ゴールポストを叩いて左サイドネットに吸い込まれた。浦和のGK西川周作はゴールに入ったボールを前方に投げ、味方のキックオフを促すような仕草を見せた。
ところがその直後、山本雄大主審はゴールを認めずにプレー続行を指示。浦和がそのままカウンター攻撃を仕掛け、この日1ゴールのFWアンドリュー・ナバウトが湘南GK秋元陽太と接触し、そのままナバウトは負傷交代となった。
明らかにネットを揺らした一撃だったが、審判団はゴールと認めずに現場は紛糾。湘南側が猛抗議して騒然とした空気に包まれたが、結局ノーゴール判定で再開された。
現役JリーガーたちからもSNS上で疑問の声が挙がっていたなか、試合は後半にMF菊地俊介の2ゴールで同点に追いつき、後半アディショナルタイムにはDF山根視来に劇的な決勝ゴールが生まれ、湘南が意地の大逆転劇を飾った。
試合後、報道陣の取材に応じた村井チェアマンは、騒動を巻き起こした杉岡の“幻のゴール”について、「私が見ている席からの感覚ですけども、やっぱりゴールを割ったように見えていました。スマートフォンで再生をしてみても、入っているように見えました。まあ、跳ね返ったようにも見えるんですけど、私のところからはゴールだったように見えていました」との見解を示した。