泥沼の神戸、鹿島に0-1で敗れ公式戦7連敗 イニエスタ途中出場も不発…鼻血出す場面も
前半にセルジーニョ弾で失点、思うように攻撃の形を作れず敗戦
ヴィッセル神戸は12日、J1リーグ第11節で本拠地ノエビアスタジアム神戸に鹿島アントラーズを迎えたが、前半17分にMFセルジーニョに奪われた1点を返せず、0-1で敗れた。これでリーグ戦6連敗、公式戦では7連敗となり、4月17日の監督交代後、吉田孝行体制での初白星をまたも逃した。
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難敵をホームに迎えた一戦、前日に35歳の誕生日を迎えた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは2試合ぶりのベンチスタート、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは3試合連続のメンバー外となった。
試合は序盤から鹿島に主導権を握られる展開。自陣で耐える時間帯が続くなか、カウンターから活路を見出そうとするが、思うように攻撃の形を作れない。すると前半17分、鹿島MF白崎凌兵のクロスからゴール前でセルジーニョに右足で巧みに合わされ、先制点を献上した。
神戸はその後も守備が大崩れすることはないものの、攻撃で良い形を作れず、同43分にはFW古橋亨梧が負傷交代するなど、流れをつかめないままハーフタイムを迎えた。
後半も鹿島に主導権を握られる展開は変わらず、同12分には完璧に崩され決定的ピンチが訪れるが、鹿島MF土居聖真のシュートが大きく枠を外れて難を逃れた。
そして同23分、吉田監督は3枚目の交代カードとしてMFセルジ・サンペールに代えてイニエスタを投入。前節の北海道コンサドーレ札幌戦をコンディション不良で欠場していた司令塔は、攻撃を活性化させようと中盤で積極的に顔を出してボールを引き出し、散らしていく。だがチーム全体の停滞感を払拭することはできず、終盤には相手と交錯した際に鼻血を出し、主審に促されてピッチ外に一度出る場面も。最後まで勝利への執念を見せたものの、試合はこのまま0-1で終了した。
これで神戸は、リーグ戦で第6節の松本山雅FC戦(1-2)から泥沼の6連敗。公式戦でも7連敗となり、吉田監督に交代後の初白星をまたも逃すことになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)