大逆転トッテナムが触発された“奇跡” 英代表DF証言「昨夜のリバプールを見ていた」
前日にリバプールがバルサに大逆転、“アンフィールドの奇跡”にトットナム選手たちも刺激
“アンフィールドの奇跡”がトットナムイレブンの闘志に火をつけた。トットナムは現地時間8日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でアヤックスに3-2と逆転勝利し、合計スコア3-3で並ぶもアウェーゴール数で上回ってクラブ初の決勝進出を果たした。イングランド代表DFダニー・ローズは「昨夜のリバプールを見ていた」と、前日にバルセロナから劇的勝利を手にしたライバルのプレーに触発されていたと語った。英公共放送局「BBC」が報じている。
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ホームでの第1戦を0-1で落とし、この第2戦も前半に2失点して崖っぷちに立たされたトットナムだったが、不屈の闘志で後半に怒涛の巻き返しを見せた。その立役者となったのはブラジル代表FWルーカス・モウラ。後半10分、14分と立て続けにゴールを奪うと、終了間際のアディショナルタイム6分にも左足でネットを揺らし、ハットトリックを達成した。
これでスコアを3-3としたトットナムはアウェーゴール数の差でアヤックスを上回り、大逆転勝利を飾った。
前日にはリバプールがバルセロナを相手に3点差をひっくり返すミラクルを起こした。トットナムの選手にはそれが大きな刺激となっていたようだ。DFローズは試合をこう振り返っている。
「僕らは昨夜のリバプールを見ていた。それは全てが終わるまでは、何も終わっていないということを示していた。ファーストレグは残念なスタートになり、今日も同じようなスタートになってしまった。だけど、ハーフタイムの後は上手くいったね」
CL決勝は昨季の雪辱を期すリバプールと初の栄冠を目指すトットナムによる顔合わせとなった。二夜連続で起きた劇的なドラマの先には、どのような結末が待っているのだろうか。