「ミルナーはピッチで泣いていた」 クロップ監督、奇跡の大逆転劇を語る「信じられない」
大逆転でバルサを破ってリバプールが2年連続のCL決勝進出を果たす
リバプールは現地時間7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でバルセロナを4-0で下し、2戦合計スコア4-3で2季連続の決勝進出を決めた。奇跡の大逆転を成し遂げたユルゲン・クロップ監督は、その喜びや快挙の偉大さは、選手の涙が全てを表していると試合後に語った。
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リバプールは3点のビハインドを背負って、本拠地アンフィールドに帰ってきた。前半7分にベルギー代表FWディボック・オリギが先制点を奪って試合の流れを掴むと、バルサの反撃にあいながらも、後半9分と同11分には途中出場のオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが立て続けにゴールを決めて合計スコアを3-3とした。
そして、残り時間約10分となって迎えた右サイドのCKでは、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの意表を突くクイックリスタートからオリジがこの日2点目をゲット。バルサの守備陣の一瞬の隙を突いて大逆転に成功した。
CL準決勝の大舞台でアンフィールドの奇跡を引き起こした選手の活躍に、クロップ監督も驚きを隠せない様子だ。「UEFA.com」が指揮官のコメントを報じている。
「勝利すらも難しい状況だったが、我々はそれを無失点でやってのけた。どのようにしてこうなったのかは私にもわからない。私は(英語)ネイティブじゃないから、これよりもいい言葉が思いつかないが、とにかくインクレディブル(信じられない)だよ。ジェームズ・ミルナーはピッチで泣いていた。それが全てを表している。フットボールの最高な一面だ。世界では色々なことが起きているけど、(スタジアムの)このような雰囲気は格別だね」
歴史的なカムバックとして大会史に残る劇的勝利を飾ったリバプール。2季連続の大舞台となるマドリードでの決勝では、昨季の雪辱を果たし、奇跡の物語をハッピーエンドで締めくくることはできるだろうか。