マンC主将“超絶ミドル弾”の舞台裏 「打つんじゃない!」と同僚アグエロが警告
マンCがレスター撃破でリーグ連覇に王手 主将コンパニが今季初ゴールとなる超絶ミドル弾
マンチェスター・シティは現地時間6日、プレミアリーグ第37節でレスター・シティと対戦し、ホームで1-0と勝利を収めた。攻めあぐねていたシティだが、主将のベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが今季初ゴールとなる強烈なミドル弾を叩き込んだ。決勝点の瞬間、同僚のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが「打つんじゃない!」と警告していたことを、英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を最大の目標に据えていたシティだったが、ベスト8で失意の敗退を余儀なくされたため、リーグ連覇がノルマとなっている。リバプールと勝ち点90超えというハイレベルな優勝争いを演じているなか、怒涛のリーグ12連勝で難敵レスターとの一戦を迎えた。
シティは試合の主導権こそ握るものの、デンマーク代表GKカスパー・シュマイケルらを擁したレスターの強固な守備網を崩し切ることができない。“ビッグ6キラー”の元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディのスピードに警戒心を強めていたこともあり、均衡した展開が続いていた。しかし後半20分、敵陣にボールを運んだコンパニが、約30メートルの距離から右足を振り抜き、矢のように放たれた一撃をゴール右上に突き刺した。
リーグ連覇に王手をかける値千金の決勝弾となったが、コンパニの超絶ミドル弾が決まる前には、アグエロからの警告があったようだ。試合後、アグエロは得点の場面を振り返り、「僕は彼に言ったんだよ、『打つんじゃない! ビニー! やめろ、やめるんだ!』とね」と、シュートモーションに入ったコンパニに止めるよう警告していたことを明かしていた。