「なんて瞬間だったんだ」 神戸イニエスタ、バルサ時代“栄光の一撃”を画像付きで回想
2008-09シーズンCLチェルシー戦で叩き込んだ一撃に言及 「筆舌に尽くしがたいよ」
バルセロナは2014-15シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に向けて、現地時間7日にリバプールとの準決勝第2戦(第1戦3-0勝利)に臨む。このタイミングでJ1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、自身が決めた10年前のゴラッソを自身のツイッターで回想している。
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「あれから10年後……筆舌に尽くしがたいよ。なんて瞬間だったんだ!」
イニエスタはこうコメントするとともに、ツイッターでユニフォームを脱いで振り回す自身の写真をアップロードしている。ピッチ内外で冷静なイニエスタがここまで感情を爆発させるのは珍しいことだが、名手が決めた一撃はあまりに大きかった。
2008-09シーズン、ペップ・グアルディオラ監督が就任して1年目のバルサはリーガ・エスパニョーラ、スペイン国王杯、そしてCLの三冠制覇を成し遂げたが、剣ヶ峰に立たされたのはチェルシーとの準決勝だった。
敵地で迎えた第2戦の終盤で、合計スコアは0-1と1点ビハインドの状況。猛威を振るっていたポゼッションスタイルもチェルシーの堅守に為す術がない状況だった。しかし、土壇場で2人の天才が大仕事を成し遂げる。相手ペナルティーエリアでパスを受けたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがマーカー複数人を引きつけて横パス。それをイニエスタが右足ダイレクトで叩き、ゴールネットを揺さぶったのだ。
形勢を180度変える逆転劇にグアルディオラ監督もテクニカルエリアを飛び出したほどで、これで勢いに乗ったバルサは決勝でマンチェスター・ユナイテッドを撃破してビッグイアーを奪取した。
イニエスタのツイートをいち早く報じたのは、バルサの贔屓紙で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」だ。かつてのキャプテンを次のように称えている。
「イニエスタは退団し、バルサの歴史に残る偉大な選手の1人となった。ただそれと同時にこの忘れられないゴールで、バルサの歴史を大きくもしてくれた」
この10年間、メッシらとともにバルサの栄光を築き上げたイニエスタ。今はJリーグの舞台で戦うが、当時の一撃は自身のキャリアにとって忘れ得ぬもののようだ。