バルサMFブスケッツ、“玄人好み”ターンがCL公式最優秀スキル選出 「バルサの頭脳」
「シンプル、効果的、エレガント」 リバプールのプレスを無力化したワンプレーに脚光
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)も準決勝第1戦まで消化し、大詰めを迎えている。第1戦ではアヤックスとバルセロナが先勝し、決勝進出に向けて前進した。そんななか、CL公式インスタグラムは1日の最優秀スキルに、バルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツが見せた軽やかなターンを選出している。
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バルセロナは前半26分、古巣対決となったウルグアイ代表FWルイス・スアレスのゴールで先制。後半にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2得点を挙げて一気に突き放し、3-0と大きなアドバンテージを持ってアウェーでの第2戦に向かうことになった。
ゴール以外にもさまざまな好プレーが生まれた一戦で、CL公式インスタグラムが「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出したのは、派手さはなくとも実に効果的なプレーだった。
「シンプル、効果的、エレガント。セルヒオ・ブスケッツの落ち着き」というコメントを添えて投稿されたのは、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチがリバプールの元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーにボールを奪われた際、ブスケッツが見せたカバーリングだ。ルーズボールを確保するだけでなく、勢いのままにプレッシングを仕掛けるミルナーをワンタッチのターンでかわし、無力化して次のプレーに余裕を生んでいる。
一見すると地味なプレーに、コメント欄では反論も見受けられたが、「こんなに落ち着いてプレーできるかい?」「エレガントなターン」「バルサの頭脳」「最も過小評価されている1人だ」と“玄人好み”のターンを評価する声が集まっていた。
異次元のゴールラッシュを見せるメッシに注目が集まりがちだが、バルセロナの強さの理由は目立たないスキルの数々にも存在する。今回の「スキル・オブ・ザ・デイ」は、そうしたプレーの一つに脚光を当てる形となっていた。