バルサ快勝も警戒心を強めるバルベルデ監督 「昨年も3点のアドバンテージがあった」

バルサを率いるバルベルデ監督【写真:Getty Images】
バルサを率いるバルベルデ監督【写真:Getty Images】

第1戦で4-1の勝利から大逆転での敗退を喫した昨季の失敗に言及

 バルセロナは1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦で、リバプールに3-0で快勝した。4シーズンぶりの決勝進出に大きく前進したバルセロナだが、エルネスト・バルベルデ監督は、昨シーズンのCL準々決勝で敗退した際の出来事を引き合いに出し、兜の緒を締めなおした。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 サッカーは得点が決まりにくいスポーツだ。力が拮抗している相手に対し、3点差をつけて勝利できることは簡単なことではない。逆に言えば3点のリードをもって第2戦に臨めるバルサは、非常に優位な立ち位置にいるが、バルベルデ監督は警戒心を緩めない。

 ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの先制点に始まり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2ゴールを挙げて勝利した試合後、バルベルデ監督は「時に試合を支配することもあれば、時に相手に支配されることもある。いくつかの場面では、リバプールが自分たちのやりたいプレーをしていた」と振り返り、相手の強さを認めた。

 さらに「素晴らしい結果だが、昨年も私たちは3点のアドバンテージがあった。しかし、そこで何かが起きてしまった」と、1年前のCL敗退を振り返って慢心を排除した。

 昨年のCL準々決勝でローマと対戦したバルセロナは、第1戦を4-1で快勝。誰もが準決勝進出を疑わなかったが、アウェーでの一戦でバルセロナは0-3の完封負けを喫し、2試合合計4-4となり、アウェーゴール数の差で大会を去ることとなった。この苦い思いを繰り返さないためにも、指揮官は3-0の勝利後にも、浮かれることはなかった。

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