鳥栖トーレス、今夏メキシコ移籍の噂が浮上 1部昇格“王手”のクラブが獲得に関心か
アトレチコ・デ・サンルイスが獲得を狙うと現地メディアが報道
現在J1リーグ最下位に沈んでいるサガン鳥栖は、9試合で1得点、勝ち点わずか4と大苦戦を強いられている。そのなかでキャプテンを任されているのは元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスだが、母国のスペイン紙「AS」メキシコ版によると、今夏のメキシコ行きが浮上したと報じている。
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トーレス獲得を狙っているのは、メキシコ2部に所属するアトレチコ・デ・サンルイスというクラブだ。現在クラブは後期リーグを7勝7分の勝ち点28で優勝を果たし、昇格プレーオフへと進出。準々決勝、準決勝を勝ち抜き、昇格を懸けてディエゴ・マラドーナ監督が指揮を執るドラドスとの決勝戦に臨む。
これを勝ち抜けば同国1部のリーガMXへの昇格が決まるが、そうなった際に補強の目玉として考えているのがトーレスなのだという。同紙によると赤と白をチームカラーとしているアトレチコ・デ・サンルイスは、トーレスにとって古巣クラブであるアトレチコ・マドリードとのパートナーシップを結んでいるクラブとのことで、その縁もあってトーレスが“補強候補”として有力視されているのだという。
この噂について、アルフォンソ・ソサ監督率いるチームも楽しみにしているようだ。MFノア・マヤは、以下のようなコメントをしたという。
「噂はあるけど、まず何より優先したいことは昇格することだ。その後“エル・ニーニョ”ことトーレス、もしくはアトレチコの選手が加入するとなれば、ここで歓迎されることは間違いないよね」
アトレチコ・デ・サンルイス側としては歓迎であるとの見解を示している。鳥栖としては、もし夏にトーレスが去ることになれば、得点源の一角がいなくなるという非常事態になる。残留か移籍か――今後の動向が気になるところだ。