浦和FW興梠、“歴史的一撃”より嬉しいのは? 槙野も興奮「平成最後のゴールじゃん」
清水戦の終盤、FW汰木のラストパスから興梠が追加点 平成最後ゴールでカズに並ぶ
浦和レッズのエースFW興梠慎三は、28日のJ1第9節清水エスパルス戦で試合終了間際にゴールし、2-0の勝利に貢献。この一撃がJリーグの歴史の中で“平成ラストゴール”となった。
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浦和が敵地に乗り込んだ清水戦は16時キックオフで、J2のレノファ山口とツエーゲン金沢の一戦と並び、この日最も遅いキックオフ時刻だった。浦和は後半27分にDFマウリシオが先制ゴールを挙げたが、別会場では金沢のMF大石竜平が後半31分に得点していた。そうしたなかで迎えた後半アディショナルタイム、浦和は一気のカウンターで途中出場のFW汰木康也が抜け出すと、ゴール前へのラストパスを興梠が飛び出してくるGK六反勇治を浮かせてかわすシュートを決めた。
興梠は「もう最後は死んでいましたけど、チャンスだと思って振り絞って走りました。汰木が良いボールを出してくれて、GKが出てくるのは分かっていたので上手くチップキックで抜けました。疲れているからこそ冷静になれたかな」とゴールを振り返る。そして「決めたらマキ(槙野智章)が『平成最後のゴールじゃん!』と言ってきてね(笑)。ラッキーですよね」と、Jリーグの歴史に残るゴールに笑顔だった。
このゴールは興梠にとって前所属の鹿島アントラーズ時代から併せてJ1通算139ゴール目になり、日本サッカー界のレジェンドである“カズ”こと元日本代表FW三浦知良(横浜FC)に並んだ。興梠は「カズさんのゴール数も気になっていたし、1人ずつ抜いていきたい。カズさんも現役だから、いつJ1に上がってくるか分からないですから。もっと上の選手にも近づいていければ」と、その記録を意識していたという。