レアル19歳、才能見せつける華麗なスキルに海外騒然 「幻想を創出」「最も危険な存在」
スコアレスドローもディアスの披露したパフォーマンスに称賛「マドリードファンを驚かせた」
レアル・マドリードは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第34節で日本代表MF柴崎岳が在籍するヘタフェと対戦し、0-0と引き分けた。攻め込みながらも得点を奪えず悔しいドローとなったが、この日先発出場したU-21スペイン代表の19歳MFブラヒム・ディアスが見せた華麗なテクニックに「幻想を創出」「最も危険な存在」と海外メディアも注目している。
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来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の確保を目指す3位レアルは、今季4位と大躍進を遂げているヘタフェとの上位争いを迎えた。試合はレアルが主導権を握り押し込む展開が続き、ゴールに迫る局面は何度かあったものの、ヘタフェの粘り強い守備を最後まで崩すことができず、スコアレスドローに終わった。
リーグ戦4試合を残すなかで3位をキープしたレアルだが、首位バルセロナとは勝ち点15差で逆転は不可能。そんななか、海外メディアはヘタフェ戦に右ウィングで先発出場した19歳のディアスの華麗なテクニックに脚光を当てている。
途中交代まで印象的なパフォーマンスを発揮していたディアスが特に観客を沸かせたのが、後半16分の場面だった。右サイドで元仏代表FWカリム・ベンゼマと浮き球のワンツーを受け、ゴールに背を向けながらノーバウンドで左足のコントロールを見せると、その流れのまま左足でボールを浮かせて反転するスキルを披露してドリブル突破。ペナルティーエリアに侵入し、そのまま左足のシュートまで持ち運んだ。
スペイン紙「マルカ」は「ドリブル、ランニング、すべての技術面、信じられないようなヒールスキル、一握りのスペースで完結できる能力は、十分にマドリードの選手としての資質だった。彼の道のりはまだまだ長いものだが、かつてマンチェスター・シティで培ったクオリティーに疑いの余地は一切なかった」と惜しみない賛辞を送っている。
ペルーメディア「depor.com」は「マドリードで最も危険な存在」と見出しを打ち、「ディアスは最もヘタフェをかき乱した選手だった」と称賛。スペインラジオ局「Cadena SER」は「ディアスの幻想を創出するドリブル」と紹介し、「すべてのマドリードファンを驚かせた」と指摘している。今年1月にマンチェスター・シティから加入したディアスは、ゴールこそ奪えなかったものの、レアルの将来を担う次世代のスターとしての才能を遺憾なく発揮してみせた。