激震の神戸、“監督交代”奏功せず3連敗 痛恨ミスからPK献上、浦和は今季ホーム初勝利

激震の神戸、“監督交代”奏功せず3連敗【写真:木鋪虎雄】
激震の神戸、“監督交代”奏功せず3連敗【写真:木鋪虎雄】

前半に興梠がPKを決め、浦和が1-0で逃げきる 神戸は痛恨のリーグ戦3連敗

 浦和レッズがホームにヴィッセル神戸を迎え撃ったJ1リーグ第8節は、前半のPKによる決勝点で浦和が1-0と勝利し今季のリーグ戦でホーム初勝利を挙げた。神戸はリーグ戦3連敗となった。

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 神戸はこの試合を前に、フアン・マヌエル・リージョ監督が電撃退任。吉田孝行監督に交代した直後の一戦で、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと同FWダビド・ビジャがメンバー外となったなかで臨んだ。一方の浦和は、敵地で勝利した前節のガンバ大阪戦と同じメンバーでスタート。この日が26歳の誕生日となったMF山中亮輔も左サイドで継続起用された。

 試合は意外な形で動いた。前半8分、神戸はDF三原雅俊からのバックパスを受けようとしたDF大﨑玲央がまさかのスリップで転倒。そのままボールを浦和FW興梠慎三に拾われて独走を許すと、ゴール前まで切り込まれたところに慌てて戻ったDFダンクレーが興梠を倒してしまい、PKの判定。これを興梠が冷静に決め、同10分に先制した。

 その後は神戸がボール保持率を高めたものの、5-4-1でブロックを形成する浦和の守備網を崩せない時間が続いた。一方の浦和もマイボール時にリズム良く攻撃ができず、試合は膠着した。そのなかで浦和は同37分に、コーナーキックのこぼれ球からFW武藤雄樹が強烈なミドルを放ったが、GKキム・スンギュがファインセーブ。一方の神戸も同39分にペナルティーエリア内の右サイドに進出したFW小川慶治朗が際どいシュートを放ったが、GK西川周作が弾き出した。前半は浦和の1-0リードで終了した。

 後半に入ると浦和を立て続けのアクシデントが襲った。10分を前にしてMFエヴェルトンがベンチに向かって左ハムストリングを気にする仕草で交代を要求。オズワルド・オリヴェイラ監督はMF長澤和輝をスタンバイさせたが、プレーが切れる前に右サイドで相手のクロスをスライディングでブロックに行ったMF橋岡大樹も負傷した。橋岡は左ハムストリングを押さえて担架に乗せられてピッチを後に。オリヴェイラ監督は長澤に加え、MF宇賀神友弥を投入せざるを得なくなった。

 それでもゲームは一時的にオープンになりかけたが、再び神戸がボールを持って、リードした浦和が待ち構える展開で膠着。神戸はペナルティーエリア内に入り込む場面もあったものの、浦和最終ラインの体を張った守備を崩し切れずにノーゴール。このまま浦和が1-0で逃げ切り、チケット完売で5万4599人を集めた埼玉スタジアムでの今季リーグ戦ホーム初勝利を挙げ、勝ち点を14に伸ばした。監督交代に揺れる神戸は、これでリーグ戦3連敗となり、足踏みが続いている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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