なでしこMF宇津木瑠美、女子フランスW杯で“日本スタイル”に自信 「証明したい」

チームを率いる高倉監督【写真:Getty Images】
チームを率いる高倉監督【写真:Getty Images】

高倉監督の下で若手選手も増加 宇津木が考える「私たちの強みの一つは…」 

 優勝した11年と準優勝した15年はいずれも佐々木則夫監督が指揮し、多くの主力が共通して出場した大会だったと言える。一方で、今年の女子フランスW杯までの間には高倉麻子監督への交代があり、さらには世代別の世界大会で優勝を果たした経験を持つ選手たちが多くチームに加わった。そのことによる変化について宇津木は触れている。

「私たちは今、チームに多くの若い選手がいます。そして、監督も変わっていますから、すべてが新しく感じます。今度の女子W杯で、私たちの強みの一つは、私たち全員が共通のビジョンを持っているということでしょう。そのなかで、様々なプレーヤーの個性を見せることができると思います。ただ個人的には、私はステップアップする必要があると感じています」

 今月の欧州遠征では、開催国フランスを相手に力の差を感じさせられる敗戦を喫した一方で、強豪ドイツには相手のミスを利したゴールながら2-2の引き分けに持ち込んだ。決勝に進んだ過去の2大会と比べれば、よりチャレンジャーとしての色合いが強いなでしこジャパンだが、若いチームだけに、大会のなかでキッカケをつかめば勝ち進むなかで大きな成長を遂げる可能性も十分に秘める。宇津木の経験とプレー、影響力はチームにとって大きなカギになるはずだ。

 日本は6月の女子フランスW杯初戦でアルゼンチン(10日)、第2戦でスコットランド(14日)、第3戦でイングランド(19日と対戦する。

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