マンU監督、バルサ本拠地…“奇跡の地“帰還に喜び 「ファンタスティックな思い出」
マンUのスールシャール監督、2016年に息子とカンプ・ノウを訪れた秘話も告白
これまでサッカーは、星の数ほどのドラマを生み出してきた。「記憶に残る逆転劇は?」という質問を受けた時、1999年のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝を思い出す人も少なくないだろう。舞台はカンプ・ノウ、その時の対戦カードはマンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘンだった。歴史に残る逆転劇を起こした当事者の1人であるユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、指揮官として再びカンプ・ノウに戻った喜びを語っている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
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ユナイテッドはCL準々決勝第1戦、本拠地でバルセロナを迎え撃ったが0-1で惜敗。そして現地時間16日、今度はバルセロナの本拠地カンプ・ノウに乗り込み、4強進出を懸けて大一番に臨む。そんな敵地に忘れがたい思い出を持っているのがスールシャール監督だ。
99年の決勝で、ユナイテッドは後半アディショナルタイムまで0-1で負けていた。バイエルンは元ドイツ代表DFローター・マテウスらをベンチに下げ、歓喜の瞬間への準備を始めていたが、元イングランド代表MFデビッド・ベッカムのCKから同FWテディ・シェリンガムが同点ゴールを決めて試合は振り出しに戻った。さらにアディショナルタイム3分には、再びベッカムのCKからシェリンガムがシュート。ゴール前に流れてきたボールをスールシャールが押し込み、大逆転劇を演じたのだ。このシーズン、ユナイテッドはリーグ、リーグカップを含めた3冠を達成している。
思い出の地であるカンプ・ノウに戻った気持ちを聞かれたスールシャール監督は、「たくさんの感情がある。私にとってファンタスティックな思い出だ。ピッチにいたのは前回だけで、あの時が唯一だね」と振り返った。そして、この時以外にも試合を観戦に訪れていたことを明かした。