決定率100%! 鳥栖の元バルサMFクエンカ、「J1・1本目のシュートで初ゴール」に騒然
負傷で出遅れたクエンカ、磐田戦の後半アディショナルに劇的ゴールで今季初勝利に貢献
サガン鳥栖に今季加入したスペイン人MFイサック・クエンカが17日の第4節ジュビロ磐田戦で終盤に途中出場し、決勝ゴールを挙げて1-0の勝利に貢献した。J1リーグで1本目のシュートがJリーグ初ゴールとなり、本拠地のファンに歓喜をもたらした。
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27歳のクエンカはバルセロナ下部組織出身で、サバテルやバルセロナBで経験を積み、2011年10月のUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節FCヴィクトリア・プルゼニ戦でトップチーム公式戦初出場を果たした。その後はアヤックス(オランダ)、デポルティーボ、ブルサスポル(トルコ)、グラナダ、ハポエル・ベエルシェバFC(イスラエル)などを渡り歩き、今季から鳥栖に加入した。
開幕前に足首を痛めて2試合欠場も、第3節のFC東京戦で途中出場してJリーグデビュー。そうして迎えた磐田戦では2試合連続ベンチスタートとなるも、0-0で迎えた後半37分からピッチに立ち、アディショナルタイムに存在感を放つ。
MF高橋義希のパスに抜け出したMF原川力が左足でクロスを供給。これに反応したのがクエンカだった。巧みな動き出しで中央のスペースに入り込むと、相手に競り勝ってヘディングシュートを放ち、ゴール右に叩き込んだ。終盤の劇的なゴールに本拠地も騒然となった。
開幕戦3連敗を喫し、この試合で元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが負傷交代するなど危機に直面していた鳥栖だが、クエンカの一撃で1-0と勝利。新加入のスペイン人MFがチームの窮地を救って見せた。
データ分析会社「オプタ」公式ツイッターは「クエンカは、J1での1本目のシュートで初ゴールを決めた。希望」と言及。第3節でシュート0本に終わっていたクエンカは、磐田戦で出場時間が短くシュート1本にとどまったが、J1初シュートがJリーグ初ゴールと“決定率100%”となっている。
トーレスの状態は気がかりながら、クエンカのさらなる活躍に期待が懸かる。