久保建英がJ1初アシスト! FC東京が終盤2発で開幕3戦無敗、鳥栖は泥沼の3連敗
退場者を出した鳥栖に苦戦も…終盤のオウンゴール、ジャエルのゴールで2-0勝利
FC東京は10日、J1リーグ第3節でサガン鳥栖とホームで対戦し、2-0と勝利を収めた。17歳MF久保建英が攻撃の中心となり立て続けにゴールを脅かすも、なかなかスコアを動かせないなか、終了間際に2ゴールを奪って競り勝ち、ホーム開幕戦を勝利で飾った。久保は後半アディショナルタイムの2点目を、J1リーグ初アシストで演出している。一方、鳥栖は開幕から泥沼の3連敗を喫している。
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1勝1敗でホーム開幕戦を迎えたFC東京は、この日も久保が右サイドで先発出場。FWディエゴ・オリベイラとFW永井謙佑の強力2トップを形成した。一方、2連敗と厳しいスタートを強いられている鳥栖は、主将FWフェルナンド・トーレスが最前線に入り、3戦連続の先発となった。また、ベンチには新加入FWイサック・クエンカが今季初のベンチ入りを果たした。
試合は開始早々、FC東京がアクシデントに見舞われる。前半2分、左サイドをドリブル突破した永井がシュートまで持ち込む際に足を痛めピッチに倒れ込む。数分かけて立ち上がりポジションに戻るも、前半16分、プレー続行が不可能と判断され、FW田川亨介と無念の途中交代となった。
FC東京は前半32分、鳥栖のロングスローからゴール手前で立て続けにシュートを打たれるピンチを迎えるが、GK林彰洋が弾き出し難を逃れる。一方、同37分にオリベイラが相手GKをかわして無人のゴールに迫る決定機を迎えたが、シュートはゴールラインを割ってしまう。さらに同39分には、相手選手からボールを奪った久保が鋭いドリブルから敵陣に侵入。ファウルで倒されたが、サポーターからは盛大な歓声が送られた。
スコアレスで折り返した後半13分、ペナルティーエリア左でボールを受けた久保が力強く左足を振り抜くも、相手GKの好セーブに遭いゴールならず。同15分には鳥栖FW金崎夢生に代わり、クエンカが初出場となったが、その直後の同16分、相手MF高橋秀人が2枚目のイエローカードで退場処分となり、FC東京は数的優位の状況を得る。
その後もなかなかゴールを奪えないFC東京だったが、0-0で迎えた後半43分、左サイドのDF小川諒也のシュートが鳥栖DF三丸拡に当たりオウンゴールで先制。さらに、同アディショナルタイム3分には左サイドを駆け上がった久保がグラウンダーのクロスを供給すると、途中出場のFWジャエルが押し込み追加点。データ分析会社「オプタ」公式ツイッターによれば、久保はこれがJ1リーグ初アシストとなった。試合はそのまま2-0で終了した。
FC東京はホーム開幕戦を勝利で飾り、2勝1分と好スタートを切った一方、鳥栖は泥沼の3連敗となった。