フランス女子W杯で対戦する英国監督、“真っ向勝負”宣言 「日本に嫌な印象を残す」

イングランド女子代表のネビル監督【写真:Getty Images】
イングランド女子代表のネビル監督【写真:Getty Images】

イングランド代表のネビル監督がシービリーブス杯第3戦で対戦する日本戦に意気込み

 なでしこジャパン(日本女子代表)は今年6月の女子ワールドカップ(W杯)に向けた強化のため、アメリカで開催されているシービリーブス・カップに参戦している。初戦は地元アメリカと2-2で引き分けたが、第3戦の対戦相手がW杯1次リーグ同組のイングランドだ。現役時代に名門マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、現在代表チームの監督を務めるフィル・ネビル氏が、FIFA(国際サッカー連盟)のインタビューでなでしこジャパンとこの時期に対戦する意味を語っている。

 なでしこジャパンは、2011年のドイツ大会で優勝、15年のカナダ大会で準優勝と2大会連続でファイナリストの座を手にしている。一方で欧州の近年では、常に強豪だったドイツに加えて、今回の開催国フランスやオランダ、スペインといった男子チームの伝統国が女子の強化に乗り出し、チーム力を上げている。そして、カナダ大会で3位に入ったイングランドも、その一つだと言える。

 日本、イングランド、スコットランド、アルゼンチンが同居するグループについて、ネビル監督は「思うに、最もエキサイティングで、おそらく最も厳しいグループが我々のところだろう」と言及。そのなかでは、初戦で対戦するスコットランドとの“英国ダービー”が一つの注目点だが、なでしこジャパンとの対戦は第3戦に組まれている。場合によっては、1次リーグ突破の座を争う決戦にもなり得るスケジュールだ。

 そのなかで、この本大会まで3カ月強という段階で本大会での対戦国である日本と対戦することについて、ネビル監督はポイントをこう語っている。

「まず、この試合に勝利することだけを考える。それが我々にとってベストだ。試合に勝ち、日本チームの頭の中に嫌な印象を残すことが大事だ。なぜなら、6月にグループ第3戦で対戦する時、3月の対戦で我々がどんなプレーをしたかが残ることになるからだ」

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